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職場で溜まった領収書の写真をAIに読ませて「日付・金額・科目」に仕分ける:経費精算の入力が面倒な担当者の運用レシピ

経費精算の入力が後回しになる理由は、だいたい同じです。枚数が増える、字が薄い、科目の迷いが都度発生する。写真は撮ってあるのに、表への転記だけが残る——その状態を短くするための運用です。

動作確認あり2026.09.14 に てらく編集部が動作・検証を確認しました。
検証環境と注意

検証環境:本文のコピペ用プロンプトに見本の入力を入れ、claude-sonnet-4-6, gpt-5.5 の2つの AI で実際に動かし、領収書画像を読み取り、固定10列(画像番号/取引日/金額_税込/通貨/店舗名/推定科目/インボイス登録番号/支払方法/読み取り自信/メモ_要確認)のMarkdown表として下書きを返すが両方の AI で返ることを確かめました(2026-09-14・API 経由)。お手元の入力では結果が変わることがあります。各ツールの最新の仕様は公式でご確認ください。(両方の AI の出力で実際に確かめた点:固定列名がそろっている/科目リストの語が使われている/読み取り自信の三択語が出ている/表形式である)

ツールの仕様は変わります。お使いになる前に各ツールの公式の最新情報をご確認ください。

この記事は、複数の AI が書いて互いに点検し、公開前の確認を通したものです。本文のコピペ用プロンプトは、2つの AI(claude-sonnet-4-6 / gpt-5.5)で実際に動かし、想定どおりの結果が返ることを確かめています(確かめた日と環境は上に書いてあります。試したのは見本の入力なので、お手元の入力では結果が変わることがあります)。煽らない・盛らない・できないことはできないと書く。これが、このサイトの編集方針です。

お題:職場で溜まった領収書の写真をAIに読ませて「日付・金額・科目」に仕分ける:経費精算の入力が面倒な担当者の運用レシピ


経費精算の入力が後回しになる理由は、だいたい同じです。枚数が増える、字が薄い、科目の迷いが都度発生する。写真は撮ってある——記事の作業を机の上の物で表した挿絵

職場で溜まった領収書写真を、AIに「日付・金額・科目」へ仕分ける

経費精算の入力が後回しになる理由は、だいたい同じです。枚数が増える、字が薄い、科目の迷いが都度発生する。写真は撮ってあるのに、表への転記だけが残る——その状態を短くするための運用です。

この記事でやることは次の3点に絞ります。

  1. 領収書の写真(またはスキャン)をまとめて渡す
  2. AIに「日付・金額・科目・店舗名」などの項目へ分解させる
  3. 出力を表計算や社内フォーマットに貼れる形にする

精度は100%にはなりません。最終確認は人が行います。代わりに、ゼロから手入力する時間を減らすことが目的です。

誰向け: 領収書が週に数枚〜数十枚たまり、週末や月末にまとめて処理している人(スマホで撮影済みの画像が散在していて、社内の科目一覧がだいたい決まっている場合)
できるようになること: 領収書画像から「取引日・金額・店舗名・推定科目」などを固定の表に並べ、表計算や社内フォーマットへ貼れる下書きを作れるようになる
所要時間: 初回の科目リスト作りに15分ほど。以降は5〜10枚ずつのバッチで回し、表計算側の整えは30秒程度(枚数と確認の量で増減します)


向いている人・向いていない場面

向いている

  • 領収書が週に数枚〜数十枚たまり、週末や月末にまとめて処理する
  • スマホで撮影済みの画像がアルバムやチャットに散在している
  • 科目は社内の一覧(旅費、消耗品、交際費など)がだいたい決まっている
  • CSVや表計算に一度出せれば、あとの申請システムへの転記は苦にならない

向いていない・別対応がよい

  • 社内規定で領収書画像を外部AIに送れない(機密・個人情報ポリシー)
  • 手書きで極端に薄い・折り跡で金額が読めない(人が目視した方が早い)
  • 1枚ごとに承認フローやプロジェクトコードが複雑で、科目だけでは足りない
  • インボイス制度上、登録番号の照合まで自動化したい(別ツール・会計ソフト側の機能向き)

方針が「外部に画像を出してよいか」で止まる場合は、社内の許可されたAIや、端末内だけで動く手段に切り替えてください。ここより先の手順は、会社が許可した環境を前提にします。


用意するもの

もの目安
領収書画像JPEG/PNG。1枚ずつが望ましい。複数枚を1枚に詰め込んだ写真は誤読が増える
科目一覧社内で使う勘定科目・経費区分を10〜30個程度、短いリストにしたもの
出力形式例:表(日付 / 金額 / 税込区分 / 科目 / 店舗 / メモ / 読み取り自信)
利用するAI画像を読めるチャット型AI、または社内承認済みの同等ツール
確認用の表Excel / Googleスプレッドシートなど、貼り付けて目視修正できるもの

撮影のコツ(後から効きます)

  • 光を均一に。影でゼロと六が潰れることが多い
  • 可能な範囲で真上から。斜めは桁の読み違いが出やすい
  • 1画像1枚。複数枚まとめ撮りは、行の対応が崩れやすい
  • ファイル名にざっくり日付や案件名を入れておくと、あとで照合しやすい

運用の全体像(週1回でも月末でも同じ)

[1] 写真を1か所に集める
[2] 科目リストをプロンプトに固定する
[3] 5〜10枚ずつ投げる(一度に大量は精度と確認コストが悪化しやすい)
[4] 表形式で受け取る
[5] 金額・日付・科目だけ人が目視
[6] 申請システム or 経理フォーマットへ貼る
[7] 読めなかった行だけ手入力

ポイントは「全部をAIに任せない」ことです。AIは下書き、人は金額と日付の確定、という分担にすると事故が減ります。


科目リストの作り方(最初の15分で十分)

社内の経費区分を、短い名詞で並べます。曖昧な「その他」は最後に1つだけ置きます。

例(実際の社内名に置き換えてください):

交通費(電車・バス)
交通費(タクシー)
駐車場代
出張旅費(宿泊)
出張旅費(日当・雑費)
消耗品費
会議費
交際費
通信費
書籍・資料
システム利用料
その他(要確認)

補足ルールも1〜2行で固定します。

  • 飲食で社外相手がいる → 交際費
  • 社内ミーティングの飲み物・会議室関連 → 会議費
  • 文房具・ケーブル類 → 消耗品費
  • 判断が分かれる → その他(要確認)にし、メモ欄に理由候補を書かせる

このリストをプロンプトに毎回貼ることで、出力の科目がぶれにくくなります。


コピペ用プロンプト(全文)

画像を添付したうえで、次をそのまま使います。科目リストは自社用に差し替えてください。

あなたは経理アシスタントです。添付の領収書画像を読み取り、経費精算の下書き表を作ってください。

# 目的
手入力の下書きを作ること。断定できない箇所は推測で埋めず、空欄または「要確認」にする。

# 出力規則
- 出力は Markdown の表のみ(前置き・後書き不要)
- 1行 = 領収書1枚
- 列は次の通りに固定する
  | 画像番号 | 取引日 | 金額_税込 | 通貨 | 店舗名 | 推定科目 | インボイス登録番号 | 支払方法 | 読み取り自信 | メモ_要確認 |
- 取引日は YYYY-MM-DD。読めない場合は空欄
- 金額は数字のみ(カンマなし)。税込額が明記されていればそれを使う
- 通貨は基本 JPY。外貨のみ明示されている場合はその通貨コード
- 推定科目は、下記「科目リスト」のいずれかの文字列と完全一致させる
- リスト外の新しい科目名を作らない
- 判断がつかない科目は「その他(要確認)」
- インボイス登録番号(T+13桁など)が見えるときだけ記入。なければ空欄
- 支払方法(現金/クレジット/IC/不明)が印字または伝票から分かるときだけ記入
- 読み取り自信は high / mid / low の三択
  - high: 日付・金額がはっきり読める
  - mid: 一方がやや不鮮明、または科目判断に迷いあり
  - low: 日付または金額が不鮮明、または複数候補がある
- メモ_要確認には、人が見るべき点だけ短く書く(例: 金額の桁が影で不鮮明 / 科目が会議費か交際費か)
- 合計行は作らない
- 画像に領収書が複数写っている場合は、分かる範囲で行を分け、メモに「同一画像内のN枚目」と書く
- 読めない項目は空欄のままにし、読み取り自信を low、メモに理由を書く

# 科目リスト
交通費(電車・バス)
交通費(タクシー)
駐車場代
出張旅費(宿泊)
出張旅費(日当・雑費)
消耗品費
会議費
交際費
通信費
書籍・資料
システム利用料
その他(要確認)

# 科目の補助ルール
- タクシー・領収書にタクシー会社名 → 交通費(タクシー)
- 駐車場・パーキング → 駐車場代
- 飲食で相手先・人数の記載がある、または接待と読める → 交際費
- 社内打合せ・会議室利用に近い記載 → 会議費
- USB・文具・日用品 → 消耗品費
- 迷う場合は「その他(要確認)」+メモ

# 入力
添付画像を、ファイル名または添付順に 1,2,3… と番号付けて処理すること。

枚数が多いときは、同じプロンプトの末尾に次を足します。

今回は画像番号 1〜8 のみ処理。表以外は出力しない。

出力例(全文)

実際に近い形の例です。中身はダミーです。自分の画面でも「表だけが返る」状態を目指します。

| 画像番号 | 取引日 | 金額_税込 | 通貨 | 店舗名 | 推定科目 | インボイス登録番号 | 支払方法 | 読み取り自信 | メモ_要確認 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2026-03-04 | 1380 | JPY | 〇〇カフェ 新橋店 | 会議費 | T1234567890123 | クレジット | mid | 領収書上は「お打合せ」のみ。交際費の可能性あり |
| 2 | 2026-03-05 | 2200 | JPY | △△タクシー | 交通費(タクシー) | | 現金 | high | |
| 3 | 2026-03-06 | 4980 | JPY | □□ホテル | 出張旅費(宿泊) | T9876543210987 | クレジット | high | 宿泊税が別行の可能性。内訳要確認 |
| 4 | | 648 | JPY | 文具店■■ | 消耗品費 | | 不明 | low | 日付印字が影で不鮮明 |
| 5 | 2026-03-07 | 1200 | JPY | 駅構内駐車場 | 駐車場代 | | IC | high | |

この表をスプレッドシートに貼り、次だけ人の目で見ます。

  1. 金額_税込(最優先)
  2. 取引日
  3. 推定科目(会議費↔交際費、消耗品↔書籍 など境界だけ)
  4. 読み取り自信が low / mid の行

high かつ金額・日付が領収書と一致した行は、ほぼ転記用の下書きとして使えます。


表計算側の受け皿(コピペ後30秒で整える)

スプレッドシートの1行目に、プロンプトと同じ列名を先に作っておきます。AIの表を貼ったあと、次の3列を右に足すと運用が安定します。

追加列使い方
人の確認未 / 済
修正後金額違っていたときだけ記入
申請ID社内システム登録後に記入

フィルタ例

  • 人の確認 = 未 かつ 読み取り自信 = low → 先に手で直す
  • 推定科目 = その他(要確認) → 科目だけ集中して決める
  • 金額が空欄 → 画像を開き直すか、手入力

月末に「未」がゼロになれば、その週(月)の下書き工程は完了です。


5〜10枚ずつにする理由

一度に20〜50枚を投げると、次が起きやすくなります。

  • 行の欠落(画像の一部が無視される)
  • 日付と金額の取り違え
  • 科目の単調な誤ラベル(全部「その他」など)
  • 確認のときに「どの行がどの写真か」が分からなくなる

現場での目安は次の通りです。

  • 日常:5枚
  • 慣れてきたら:8〜10枚
  • low が連続する日:3枚に戻す(写真の品質側を疑う)

バッチの区切りごとに、表の行数と投げた枚数が一致しているかだけ数えます。一致しなければ、そのバッチだけ撮り直し・再投入します。


よくある読み違いと、プロンプト側の防ぎ方

起きやすいこと対処
8 と 0、1 と 7 の桁ミス金額は必ず原本照合。自信 low を落とさない
税抜・税込の取り違えプロンプトで「税込が明記されていれば税込」と固定。内訳しかない場合はメモに書かせる
会議費と交際費の揺れ補助ルールを1行追加し、迷ったら「その他(要確認)」へ
複数税率・値引き行合計の税込だけ採用し、内訳はメモへ
レシート長い・折れている撮影を2枚に分け、画像番号を 4a, 4b のようにする
英語・海外レシート通貨列を必ず出させる。JPY 決め打ちをやめる

再読が必要なとき用の短プロンプト:

前回の表の画像番号 4 だけ、金額と日付を見直してください。
規則は同じ。行は1行だけ出力。
不鮮明なら金額を空欄、読み取り自信 low、メモに理由。